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・アロマテラピーの歴史

日本でアロマテラピーという言葉が一般的に使われ始めたのはここ数十年のことです。そのため歴史が浅く、まだまだ十分な知識が浸透していないというのが現状でしょう。しかし、日本では新しいものというイメージがあるアロマテラピーですが、本当はとても歴史があるものなのです。

紀元前3000年頃の古代エジプトでは、すでにアロマテラピーの原型とも言えるようなものが出来上がっていたようです。植物性の薬品や香りのある植物の有用性を認め、
医療や化粧品として精油(エッセンシャルオイル)を利用していました。また、宗教儀式に線香を焚いたり、ミイラを作るための防腐剤として植物の樹脂を使っていました。

アロマテラピーを含むエジプトの医学的な知識を受け継いだ古代ギリシャでは、さらに研究が進むこととなりました。地域が違うため研究対象となる植物も増え、オリーブオイルに香りを吸収させるなど、新しい技術も発明されました。研究者達は書物としてその知識を保存し、それらの書物は翻訳され、アラブ世界へ知識が広がることとなりました。

アラブ世界では錬金術の研究が盛んに行われていましたが、その研究の中で水蒸気蒸留法が開発されました。水蒸気蒸留法は現代でも精油(エッセンシャルオイル)の抽出法として使われている技術で、この技術の開発はアロマテラピーの発展に大きく貢献しました。

アロマテラピーの知識は、十字軍によって中世ヨーロッパに持ち込まれました。ヨーロッパでは美容、健康などのために精油(エッセンシャルオイル)を使うことは一般的なものとなり、ペストが流行したときは香料の持つ消毒、殺菌効果が大変役に立ったようです。

現代のアロマテラピーは、フランスの学者ルネ・モーリス・ガットフォッセがやけどの治療にラベンダー油を使い、その効き目に注目したことから始まるといわれています。「aromatherapy」という言葉はルネ・モーリス・ガットフォッセの造語で、彼の著書によって世界に広まりました。

日本では1980年代からアロマテラピーに関する翻訳本が出版され始めました。ですが、書物によって内容が違っていたり、精油に対する品質の基準が定められていないなどの問題がありました。そのため今では医療従事者による学会が設立されるなど、正しいアロマテラピーの普及に力が注がれています。

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アロマテラピーは医療行為に代わるものではありません。
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